当院では、凝りや痛みといった局所の症状は西洋医学(現代医学)的な治療をメインとしておりますが、やはり鍼灸治療には、東洋医学的な考えがベースにあります。
東洋医学的な考えはいうなれば「森」で、西洋医学は「木」です。
木を見て森を診ず。
では、なかなか患者様の症状は改善できないこともあります。
当院では両方の考えをもって、よりよいお身体の状態をご提供したいと考えております。
東洋医学的な考え方をわかりやすく、皆様に共有したく、以下の様なまとめを作成しております。
題して、「しんきゅういんのおべんきょう」
その第1回~3回までを本ページではご提示しております。
東洋医学的なことを考える上で、西洋医学(現代医学)との比較が一番わかりやすいと思います。
上記のスライドでは、西洋医学の特徴と現代医学の特徴をまとめております。
東洋医学で大切になるのは「中庸」という考えです。
多すぎても、少なすぎてもだめ。
流れが速すぎてもだめ、滞ってもだめ。
大事なのは「ちょうどいい塩梅」です。
東洋医学では「気・血・津液」はともに人体の生命活動維持のために重要な物質と考えます。
それぞれ別の物質ですが、4者は互いに協調しあっています。
この気・血・津液学説は東洋医学・中医学の基礎的な理論の中でも重要なものです。