患者様の声

当院に受診いただきました、患者様の声を集めました。

まだ当院にかかられていない患者様に少しでも、当院の声を届けたいと思っております。

(ご協力いただいた患者様には改めて、この場を借りて感謝申し上げます。)

Case1.右内側ハムストスング肉離れ

 

 大学男子体操競技部の選手で、チームのトレーナーの先生より鍼にご誘導いただきました。跳馬等の助走ダッシュ動作時に痛みがあるということでした。来院時、大腿後面遠位内側部に皮下出血が見られ、下肢内旋位でのストレッチ痛が見られており、徒手筋力テストでも内側ハムストリングスに抵抗負荷をかけた際に痛みがありました。ただ陥凹はなく、奥脇分類だと2度に相当する状態でした。

本来病院受診してもらい、MRI撮影を行い筋損傷の程度を評価し治療に入るのですが、直近にどうしても競技を行わなくてはいけない状態で、時間なくやむ終えず、MRIなしで施術いたしました。

2回施術を行い、1回目は受傷後4日だったため、周囲筋の筋緊張改善の鍼治療(全身評価を行ったところ、左側の骨盤が前傾し左腰部に負荷がかかっている状態もあり左多裂筋にも鍼施行)。10あった痛みは、3程度にまで軽減しました。その後現場で患部外Exercise等のフォローしてもらい、2週後に再度治療を行った際には皮下出血消失し、ストレッチ痛も軽減しておりました。2回目の時には、患部の内側ハムの硬結部に鍼を施行し、その後温灸棒で大腿後面全体的にローラーマッサージを施行したしました。

当初10だった痛みが1‐2程度まで軽減し、ストレッチ痛も軽減したため、一旦終了としました。

Case2.慢性的な肩こり

 

肩こりを主訴に来院いただきました、患者様です。

僧帽筋上部繊維を中心に、肩甲帯・上肢帯にアプローチを行いました。3回の来院で症状10あった症状は2-3程度になり、今後月1回ペースでのチェックとなりました。

「鍼は百利」(鍼は百の利益しかない)という、とてつもない名言をいただきました。

 

Case3.慢性腰痛

 

当日お電話をいただき、急きょ月曜日お昼枠でやらせていただいた患者様です。慢性的に腰痛をお持ちで、長時間の立ち仕事で負荷がかかった事が原因かもということで、腰椎下部の傍脊柱筋(多裂筋、腸肋筋、最長筋)とハムストリングを中心に施術いたしました。

過去にペインクリニックでのブロック注射やリリカ(末梢神経障害性疼痛に効果がある内服薬)を服用されていたことがありますが現在神経症状は小康状態ということで、腰部と大腿後面の筋緊張に対してのアプローチが中心で、施術後多少の鍼治療の重さを感じながらも、痛みが軽減し、何より気持ち的に楽になったというお言葉をいただきました。

Case4.上腕骨外側上顆炎(テニス肘)

 

 上腕骨外側上顆炎、いわゆるテニス肘の患者さまでした。テニス肘といっても多くはテニスや運動に関係なく日常生活で負担をかけ、痛みが生じることが大半です。同じ職場の方で、最近、デスクワークが多いことが原因で、前腕の痛みを訴えて来院されました。前腕の筋肉の緊張が強いことが多いのですが、あわせて肩関節水平内転した際に肘頭があごのラインを越えない方(肩関節後方の硬さがある方)が多くいらっしゃいます。この方も同じく、肩関節後方の硬さと肩甲骨のポジションの悪さが見られておりました。

前腕の緊張部位(短橈側手根伸筋・総指伸筋・腕橈骨筋)と肩甲帯(肩関節後方:QLS付近、棘下筋、菱形筋部)に鍼を行い、前腕伸筋部へ温灸棒でマッサージも施行いたしました。

患者様の声でご指摘いただきましたように、後日、予防的なストレッチとして上腕三頭筋、前腕伸筋部のストレッチをご指導させていただきました。

 

その後再発無く、お仕事をされております。

Case5.右仙腸関節部痛

 

 知り合いのトレーナーさんからの紹介で受診して頂いた患者様です。

活動性が非常に高く運動も積極的に行われており、運動量が多くなりすぎると、右股関節と右仙腸関節部に痛みを生じるといった症状が続かれておりました。ニュートンテスト(変法)やワンフィンガーテストといった仙腸関節性の腰痛を訴える所見が見られたことから、仙腸関節ブロックに準じた方法(右上後腸骨棘内側より、尾側外方に向けて後仙腸靱帯へ刺鍼)でアプローチを施行し、主訴を再現するような響き感が得られましたので、その時点で軽度雀啄を施行、抜針しました。

鍼施行後に、刺鍼部にパイオネックス(貼るタイプの置き鍼)を貼り、治療終了としました。

 

現在も、運動過多になった際には受診され、鍼治療を行っております。

Case6.左頸部痛

 

 理学療法士の先生ですが、すごく鍼に興味を持って下さる先生で、鍼治療も気に入ってくださっております。

 

声の中にも書いてくださっておりますが、当院ではまず、痛みの生じる動きを確認し治療を行います。

そして治療後再度同様の動きをしてもらい痛みがどう変化したのか?を必ず確認するようにしております。

Case7.右母指変形性関節症、大菱形骨骨膿疱

 

 看護師をされてらっしゃる患者さまで、当初より「鍼はあまり好きではない!」と宣言されていた方です笑。やはり仕事がらよく手を使うとのことで、前腕の屈筋群や母指内転筋や母指対立筋の緊張が強くみられておりました。

ただでさえ、鍼が苦手なのに、治療部位が手の平。

刺した際に痛みがないといえばうそになります。当然手指は痛点が多く存在するため痛みはあると思います。それでも治療後は動きが軽くなり、痛みが軽減するとのことです。

前腕の骨幹部の動きを獲得しながら、手根骨周囲へのストレスを減らすようなモビライゼーションと併せて、鍼治療を継続して頂いております。