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臨床における経絡・経穴の意義を改めて問う

全日本鍼灸学会雑誌,2022年第72巻1号,14-27

和辻 直、橋本 厳、粕谷 大智、藤本 新風、篠原 昭二

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam/72/1/72_14/_pdf/-char/ja

本文献では鍼灸業界の現代医学的な見地から東洋医学的な見地から著明な先生方が議論を行った、シンポジウムの内容です。

 

 

経絡や経穴に関して、

 

 

よく、鉄道の「路線:経絡」とその「駅:経穴」に例えて、患者さまにご説明することが多く、患者さまに持っていただくイメージとしてそ良いと思うのですが、

 

 

治療を行うものとしては、かなり考え方が多岐にわたり、

 

 

実際のところまだまだ、何かを言い切れるほどではなく、

 

 

わかってないことが多いものです。

 

 

経穴として点として考えるのか?

 

 

いやいや、

 

 

やはり経絡という路線で考え、他の経絡との組み合わせで治療していくのか?

 

 

僕自身、まだまだ多くを学ばなくてはいけない立場ですので、

 

 

なにも語れないのですが、

 

 

僕自身、経穴(ツボ)に関して、

 

 

鍼灸学校にいた時から、

 

 

「ツボといわれる点の内部(深層)には、何があるのか?」

 

 

ということが知りたかったし、知らない状態で鍼を行うのが不安でした。

 

 

治療する上で、経絡(路線)としての体幹から四肢なのか、四肢から体幹なのか等、流れがあるのは教科書的にわかるのですが、

 

 

 

鍼や灸のアプローチが何に作用しているのか?を知りたくて仕方なかったです。

 

 

実際には、鍼や灸を行う事で局所への反応だけでなく、

 

 

中枢(頭)の方に作用して起こる反応も多くあるため、

 

 

ツボの解剖学的構造の理解が治療の全てを語れるわけではありません。

 

 

しかし、患者さんのお身体に鍼や灸という侵襲のある刺激物を行う以上、安心して刺したい、灸したいと感じています。

 

そのために自分は各経穴(ツボ)をエコーで観察し、解剖学的な構造をまとめています。

 

 

まぁ、それはそれとして、

 

 

本文献のシンポジウムの報告で、

 

 

識者の先生方が、

 

 

「経絡」や「経穴」という、

 

 

鍼灸師が必ず学ぶし、取り扱うものを、

 

 

どの様に考えどのように取り扱うか、

 

 

を学ぶことが、できるこの報告は非常に有難いし勉強になります。

 

 

 

 

自分自身、一人でコツコツとエコーでツボをのぞいてきましたが、

 

 

ちょっとずつ、識者の先生方と意見を交わせるように

 

 

 

表舞台を目指そうかなと思った次第です。

 

Higuchi