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腕のだるさと棘下筋

「超音波経穴学」P.50より参考引用

当院に来院される患者様で、肩関節周囲から上肢(上腕外側~前腕外側)のだるさ(痛み・痺れではなく)を訴える患者様の治療で、

 

「天宗」への刺鍼+通電で、来院時のNRS(症状の度合い10がMAXとする)が治療後4に減少し、症状軽減を認めたためご報告です。

 

初回、神経学的検査を施行した際に、だるさの増強、放散するような痺れ症状もなく、腱反射の減弱・亢進もなかったため、

 

エコーでだるさを訴えている前腕の末梢神経を狙い、その神経周囲へのアプローチを行いましたが、症状改善なし。

 

2診目となる、今回、棘下筋のトリガーポイントの領域に症状が一致していたことから(以下の図の領域参照)、

 

棘下筋へダイレクトに、トリガーポイントへの鍼でアプローチを施行したところ、症状が改善致しました。

 

さらに、今後の経過を観て今回の治療がどこまで有効か?また追ってご報告したいと思います。

 

また同様の症状でお困りの方に、是非「鍼」での棘下筋アプローチを試して頂きたいです。

 

 Higuchi