連日の東洋医学の投稿に水を差す様で申し訳ないのですが、
今日は、肩関節に関する投稿を。
長年、右肩関節の反復性脱臼に悩まされてきて、
ここ最近また調子が悪く、子どもに縄跳びの見本を見せようと、
縄を回した瞬間、肩が外れるというほどの外れやすい状態でした。
それが、以下のストレッチをしたところ、
パコッと、いう音とともに、
外れそうな不安感が解消し、
縄跳び程度なら問題はなくなりました。
思えば、17歳の高校時代にバットを振った際に初めての脱臼。
(左打ちで、フォロースルーの際に右肩が外れました)
あれから23年。
おそらく50回以上、脱臼し自分で戻すという事を繰り返しております。
特に社会人になってからは運動する機会も減り、より一層、肩の不安定感が生じる様になりました。
この不安感の一番の問題は、脱臼した肩を再度脱臼させないために、
極力大きく動かさないようにして安静にしてしまい、
周りの組織が硬くなってしまうことです。
周りの組織が硬くなってしまうと、可動域も減少し、
脱臼しやすい位置に肩がいってしまった瞬間外れてしまいます。
先日たまたま、子どもと一緒に僧帽筋中部線維を伸ばす様なストレッチ(写真の様なストレッチ)を行った際に、
右肩が「パコッ!」となり、
関節の動きが良くなりました。
なるほど!
この様な姿勢を取れば、肩甲上腕関節に綺麗な牽引をかける事が出来、
パコッという音とともに、
硬くなった周囲の軟部組織が剥がれる?上手く滑る?様な感じで、
きちんとした求心位(安定した位置)に戻った感じになった。
という発見でした。
実際にこのストレッチを行った後は、かなり不安感が軽減するため、
毎日施行しております。
ただ、毎回パコッとなるわけではなく、
肩関節周囲の軟部組織が硬くなってくると、パコッとなるような印象です。
完全に不安感が消えるわけではないですが、
一時の不調状態は脱しました。
こんな事で、こんなに変わるのか…という感じです。
反復性脱臼をお持ちの方だけでなく、
普段からデスクワーク等で猫背姿勢が続いている方、
あるいは五十肩で痛みは軽減したが、可動域が最後改善しきらない方に、
是非試して頂きたいストレッチです。
ご参考までに。
無理せず痛みの無い範囲内で試してみてください。
注意:痛みなく、写真の様な姿勢をとれる方が行うようにしてください。
痛みがある方でもご興味がある方、やり方がよくわからない方は、当院に一度ご相談ください。
Higuchi