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東洋医学の話

当院は西洋医学(現代医学)的な見立てを中心に評価(判断)し、治療する事がほとんどです。  


構造的なトラブル(不良姿勢による肩凝り・腰痛、扁平足による下肢障害等)は現代医学的な症状と相性がよいのですが、


内的なトラブル(冷え性、便秘、不眠等)は現代医学的には、内服薬を服用してみて効果検討で、結局何が原因かは分からずというケースが多いのではないでしょうか。


そんな時、東洋医学的な見立てが手掛かりになると考えております。


案外構造的なトラブルでご来院頂いた患者さんも、問診を進めると、内的なトラブルも抱えているという事があります。

なので今後、時々は東洋医学的な事を書いていきます。


今日もちょろっとだけ、


東洋医学的な内容を。



突然ですが、


皆様は「甘いもの」はお好きですか?


当院の最初の問診でもお伺いする、
  

好きなお味は何ですか?


というもの。


東洋医学では「五味(ごみ)」と呼ばれ、その味のものを過剰取る、または全然取らない(嫌う)ということで起こる(起こっている)トラブルを述べています。


「甘味」には、滋補の作用(栄養をからだに取り込み行きわたらせる作用)があり、


中焦(東洋医学的には「脾」の部分)を調和して気血津液を生成する働きがあります。


しかし、甘味の過食は「湿」を生み、脾の運化を障害して院腹部の張満(いわゆる、腹部膨満感)などの症状をきたす場合があります。


(以上甘味の解説は、参考引用「やさしい中医学入門」より)


ということで、


大の甘党に関して、次に注目すべきは、


「脾」と「湿」ですね。


さらに脾を語る上で大事なのは、


「胃」です。   


この辺りの続きを、また続けて書いて行きたいと思います。   


甘党の方、是非次回もご覧下さい!

Higuchi