毛髪の生える頭皮環境改善を目的に鍼治療を行っておりますが、まだまだ、科学的な裏づけが鍼には乏しいのが実際です。
そんな中、今回は「毛髪科学研究会」というものに参加してまいりました。
参加されているのは、大学病院の皮膚科のお医者様と製薬会社が9割9分だと思います。
そんな逆風の中、特に鍼灸師が参加してはいけないとの規約も見当たらなかったため、今回は空気感を感じようと、とりあえずの参加。
会場の後ろの方で、皮膚科の先生方や製薬会社の方の発表を拝聴してまいりました。
「円形脱毛症の超音波を用いた画像診断評価の検討」と言った評価診断の話から、
「ミノキシジル外用薬の効果検討」という薄毛の人には非常に気になる情報から、
「毛包幹細胞を用いた心房筋・心室筋細胞の誘導方法の確立」といった再生医療の話まで!
非常に多岐にわたる研究の発表が朝から晩までスケジュールで行われていました。
毛髪に関して日々向き合ってらっしゃる多くのお医者に触れて、
自分も薄毛や円形性脱毛症でお困りの方を治療させていただいておりますが、もっともっと新しい情報聴取し、データを蓄積し患者さまに還元していかないといけないなと改めて身の引きしまる思いになりました。
鍼灸院での治療もあり、午前のみで切り上げましたが、午後からの演題も非常に興味深く、その後の意見交換会というものもあったので、次回までは必ず参加しようと思います。
それまでに、鍼灸で行っていることがどのようなことで、どのような効果が得られているのか?をしっかり言語化して、
それに対して、医療とのコラボレーション(内服薬と鍼や植毛と鍼など)が出来ないか?等をディスカッション出来るようにしたいと思います。
それもこれも、当院に治療にお越し頂いております、患者さまに最良の育毛鍼の治療が提供できるようにするため。
もっと効果的な鍼を提供できるように、日々研鑽してまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。
また、育毛鍼をお考えの方は、一度当院での鍼治療をお試し下さい。
Higuchi