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エコーでみる膝内側の痛みと鍼治療

 こんにちは!日々蒸し暑くて体がだる重の人もおおいのではないでしょうか。

 

今日は日頃から自身のライフワークにしている、エコー画像のまとめを紹介したいと思います。

 

膝の内側の痛みに関してですが、下の図の様に変形性膝関節症でO脚の変形が強くなった患者さまで治療のポイントになるのが、薄筋という筋肉です。

Oky

変形性膝関節症で起こる、膝の内側の痛みは、変形により体重のかかる位置が通常より、内側移動して、O脚の形がより強くなるような方向にかかるストレスが大きくなります。そのような状態で痛みをかばって歩行していたりすると、体幹が膝の痛い方へ傾き、特に「薄筋」という筋肉に過剰に負荷がかかり収縮します。

 

 そうすると、薄筋の付着部である膝の内側に痛み生じます。

 

この痛みを改善するためには、まずは薄筋への鍼治療が有効です。

 

薄筋は書いて字のごとく、薄い筋肉ですので、当院ではエコーを見ながら確実にアプローチしていきます。

今まで想像で行っていた、触診から刺鍼も、エコーを使うとより高い精度で治療することが可能です。

 

薄筋の緊張が落ちてきたら、そもそも膝の内側の体重を負荷をかけないようにインソールを処方したり、正しい、筋肉の使い方をご指導していきます。

 

変形した膝は治すのは難しいですが、そこにかかる力の方向は治療で変えていくことが出来ます。

 

ひとりでも多くの方に、エコーで観る鍼治療を経験してもらいたいと思います!

 

Higuchi