(画像は、4枚の腰部のエコー像を重ねて、一枚の画像に合成編集したものです。)
今日は治療に関して。
例えば、「腰痛」の方が患者として来院されたとして、
その方は、腰を押さえて、「この辺が痛い」といわれます。
我々治療する側は、教えていただいた、場所を踏まえ、
動作を確認したり、さらに痺れが無いかをチェックします。
ここまではどんな治療家でも同じだと思います。
ただ、この後、
鍼を指す場所、
マッサージする場所、
Medicellをかける場所、
はどうすればよいのか?
それは安全な場所なのか?
諸々考えた時、やはり、その介入する場所をきちんと理解する必要があります。
超音波装置を使用していて、解剖学的な構造がわかってくると、
「痛いと言っている場所」を漠然と治療するのではなく、
痛いと言っている場所は
「腸肋筋の外側の脊髄後枝外側枝に関連している場所」
と治療に具体性が出てきます。
治療に目的が出てくると、結果に再現性が出てくるのと同様に、もし結果がでなくてもそこは違うかったという、次への道筋が立ちます。
一発で改善すれば御の字ですが、
回数を要する場合でも、同じことを繰り返すのではなく、
次へのステップを積み重ねていけば、改善への道筋が見え来ます。
患者さんの治療を通して、学び、結果を真摯に受け止め、
治療を行う必要があると考えます。
当院では、痛みが改善した後も、痛みが再発しないように、
動ける身体を目指して、ストレッチや運動療法で通院を継続されている方多いです。
痛みが生じた時こそ、ご自身の身体を変えていくチャンスですので、
一緒に「動ける身体」を目指しませんか?
Higuchi