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顎関節症の治療について

 顎の鍼治療と言うのは、以前から行われているものですが、まだまだ認知されているものではありません。

 

おそらく、これは鍼灸師の枠の中で、効果検討し一般的な治療になるまで共有されてこなかったことが原因ではないかと思います。

 

過去に症例報告として出されている顎関節症・食いしばりの鍼治療に関しての文献を拝読していると、やっぱりそこを攻めないとだめですよね。

 

というものから、

 

でも、それってリスクないの?というようなものもあります。

 

鍼灸師の先人たちがこうやって文献に残してくださっているおかげで、自分が今、ああでもない、こうでもないと難癖がつけられます。

 

先人達の文献を活かし、後進に伝えるために、また広く顎周囲の鍼治療効果を知っていただくためにも、形(文献)として残すという作業をやらなくてはいけないなと、感じた今日この頃です。

 

実際文献を拝読していて内容に触れるていくと、

 

治療で多くアプローチされている筋肉が3つあります。

 

咬筋

 

側頭筋

 

外側翼突筋

 

の3筋です。

 

今一番自分が治療する上でアプローチに難渋している、治療対象が「外側翼突筋」です。

 

今日もモニター患者様とお話しておりましたが、この筋が顎関節症の治療の大きな1ピースだと思っております。 

「トリガーポイントマニュアル」から図引用

ここに上手くアプローチが出来れば、海賊王…ではなく、大きな効果が出せると考えております。

 

先日のエコー鍼灸師の会でもアプローチ方法に関して議論しましたが、なかなか、負担少なくアプローチすることが難しいです。

 

どうしたものかと、もんもんした日々が続きますが、11月から開始する「顎関節・食いしばり改善の鍼治療」にこの外側翼突筋へのアプローチを入れられるように、引き続き検証を続けたいと思います。

 

 

Higuchi