先週の土曜に鍼灸師の先生1名、鍼灸学生さん2名、わたくし含む4人で超音波装置を用いて腰の構造(腎兪穴)を観察する勉強会を行いました。
この勉強会は4か月前から始めまして、肩の解剖学的構造の観察を3回行い、今回が4回目でした。
我々鍼灸師は触診(手でお身体に触れて)で構造を判断し、鍼を刺していきます。
頭で解剖学的なイメージを描き、それを基に触っていくわけですが、本当に手で触れている構造がイメージしたものと同じなのか?
もっと言えば、触っているものが何なのか?
少なからず、少し不安を持ちながら刺鍼をしていきます。
そんな不安を払拭してくれるのが超音波装置です。
よく妊婦さんの検診でお腹にあてて赤ちゃんの成長具合をみる装置があるとおもいますが、あれです。妊婦さんにも使用できるほど侵襲(痛みや害)ないものです。
自分は整形外科勤務時にこの超音波装置を使用し勉強させていただく機会を多くいただいていたので、多少の知識があります。
それを鍼灸師の皆さんと共有したく、有志を募って行っております。
人に何かを伝えることは自分自身が一番勉強になり新たな発見があります。
自分が勉強になり、周りの先生の為になるのであればそんな最高なことはありません。
これが患者さんにきっちり還元できるように日々精進していきたいと思います。
Higuchi