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円形脱毛症と鍼

4月から治療を開始致しまして、4ヶ月頑張って頂きました!

 

この「Re:育毛鍼」はなるべく来院のご負担は最小限にして効果を出していく事を目的にしております。

 

それでも発毛には個人差があり、少々根気が必要な場合もあります。

 

実際、現在も複数名頑張ってご来院頂き、治療していただいている患者さんがいらっしゃいます。

 

何としても全員のお悩みを改善したい。その責任感をもって治療にあたらせて頂いております!

 

同じお悩みをお持ちの方を多く拝見する事で、改善の糸口を見つけ最善の治療を提供していきたいと思っております。

 

以下、以前ブログに投稿致しました、私の脱毛症への考えを再稿致します。

 

ご参考までに。

 

 

 

 

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円形脱毛症の発生機序(起こる原因)として、精神的要因が原因というイメージがありますが、実際に前出の2017年作成のガイドラインによると、円形性脱毛症に関しては精神的な負荷が円形性脱毛症と関連があるという科学的な根拠はまだ出ていないようで、安易に精神的なところが原因と決めつけることはできません。(もちろん精神的な負荷が引き金になるということはあるとおもいますが。)

 

現在の所、自己免疫系の異常が一番有力な様説のようです。

 

となると、現在のCOVID-19による脱毛症の円形性脱毛症と同じく自己免疫が異常に働き、後遺症として脱毛症状が生じている考えられますね。(これは私的な考えですが。)

 

自己免疫は自分ではコントロールできませんし、自己免疫系の異常が起る原因は現在の所、科学的に説明はつきません。

 

まずは自己免疫疾患の疑いがあれば医療機関に受診し、血液検査を行い診断をつけることが第一になります。

 

自己免疫疾患は個人差、疾患による症状の差がありますが、多くは服薬等の治療でコントロールできるご時世になってきております。関節リウマチがその良い例です(個人差はありますが)。

 

円形脱毛症の患者さんは、甲状腺機能の異常など他の自己免疫疾患を合併していることが多く、治療前にしっかりと問診させていただいております。

 

その上で当院ではまず、自律神経を整えることから始めます。

 

自律神経は平滑筋や心筋、腺の働きを支配しております。

 

要するに、生体を維持していくうえで重要な機能調節を不随意(意識しないところ)で行っております。

 

まずはここを整えないと始まりません。

 

「無意識的な制御」を基本とする自律神経ですが、

 

鍼や灸などの刺激は体性感覚神経の興奮させることで、自律神経の活動を変動させることができます。

 

自律神経を整えることで、人間の身体がもともと持っている「良い塩梅」の所で体をコントールする生体の恒常性を再構築することが出来ると考えております。

 

自己免疫疾患が治せるというわけではないですが、今行ってらっしゃる医療機関での投薬治療などの後押しが出来るかもしれません。

 

ただ、自己免疫疾患で免疫抑制剤を使用されている場合は感染のリスクが高くなるので、是非とも治療を受けられる前にご相談いただくことをお勧めします。

 

次に、局所(脱毛部)への直接の鍼治療を行い、局所の血流改善を行います。

 

加えて、少し他院とは異なる方法でアプローチを行います。

 

ここが、「Re:育毛鍼」ならではの治療になります。

 

脱毛でお困りの方のお悩みを鍼で改善することが出来れば、

 

当院が開業時に掲げておりました、

 

「はりきゅうをもっと身近に!」

 

を体現できると思っております。

 

是非とも当院での脱毛症に対する治療をお試し下さい!

 

Higuchi