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(再稿)血液循環とふくらはぎ

おはようございます。

Higuchi鍼灸院の樋口です。


当院も開業から4年目を迎え、開業当初から書きためたblogを振り返っていると、開業当初、我ながらなかなかしっかりとした内容の記事を書いているなと(笑)


ということで、過去のblogも紹介しながら、今現在の当院の状況、私の考えて等を交えていければと思っております!



(以下、2017年9月8日投稿)


 体の血管は太い動脈から中動脈・小動脈と枝分かれして細くなっていき、細動脈、毛細血管が全身に網をはるように分布している。

一番太い動脈は2.5もあり、それが21と細くなり、細い血管では23そして毛細血管となります。

毛細血管の細さとなると1000分の6mm6ミクロン)という驚異的な細さになります。

 

また血液の流れる速さは大動脈では1秒間に約50大静脈では1秒間に15となります。毛細血管を血液が流れるスピードは限りなくゼロに近いです。

 

というのも、普段静かに過ごしている状態の毛細血管は1秒間に0.5という極めてゆっくりとした流れになっています。

 

毛細血管を血液が流れるスピードが遅いのは、心臓から運ばれてきた、赤血球から酸素を降ろし二酸化炭素を積み込むような栄養と老廃物の運搬作業をしやすくするためです。

 

静脈は動脈に比べると、心臓から出てきてからの時間がたっているため血圧(勢い)が低く(弱く)なっております。

特に足の静脈では血液が心臓に戻るのに、勢いは弱いは、上に登らなきゃいけないわで、一苦労です。

 

そこで!手助け役の静脈弁がついております。(4コマ図参照)

 

静脈弁はカタカナの「ハ」の字の形をしており、ハの字は下から上へ血液が通ると戻りにくい構造になっております。

 

足の運動を行うと筋肉の伸び縮みに押されて静脈も伸び縮みします。そのおかげで弁もよく働き、ハの字の下から上へと血液の通りがよくなります。

歩くことや足の運動、特にふくらはぎの運動はこの弁の働きを高め、血液を心臓に送り返すポンプ機能を活発にします。

 

そうなることで、血液は全身に循環し、「冷え性」や「浮腫み」といった血液の循環が悪くて発生する症状は軽減、または消失します!机に向かう時間の多い方は特にふくらはぎの筋肉がコチコチで静脈の弁もうまく機能していない可能性がありますね。

 

「足は第二の心臓」といわれるのはそんな理由からだといわれております!

 

皆さんも、デスクワークで思考が停止してきた際には、オフィスで少し歩き回ったり、通勤で少し歩く機会を増やして、ふくらはぎを目覚めさせてみてはいかがでしょうか?

 

 

取って付けたようですが、本当に慢性化した冷え性や浮腫み(特に浮腫みは内科的な疾患の可能性もあるので基礎的な疾患をチェックする必要があります)には、鍼灸の治療が非常に有効です。

 


(以上、2017年9月8日投稿より)




現在、当院では鍼に加えて、HYPERVOLT(ハイパーボルト)と呼ばれるマッサージガンを併用して治療を行っております。



是非一度当院での血流改善のための治療をお試し下さい!



Higuchi