先日、バネ指・腱鞘炎の講習会に行ってまいりました。
このコロナ禍、主催者の方も相当気を付けての開催となりました。
今回このセミナーに参加したのは本当にバネ指や腱鞘炎で困っている患者さんが多く、なかなか劇的な効果も出せず、悶々としていることが多かった為です。
今年の3月まで勤務していた整形外科でも多くのバネ指や腱鞘炎の患者さんが来院されておりました。
患者さんの大半はステロイド注射を受け、劇的に痛みが減少し帰っていかれます。
ただ2.3ヶ月するとまた来院されます。
「先生、注射をしてください。」と。
この光景は整形外科あるあるといっても過言ではない位、よくあります。
ステロイド注射は効果も高いですが、副作用もあります。
糖尿病の方が施行すると一次的に血糖値が急上昇することもあります(当然病院ではその辺りは考慮して施行させておりますが)。
筋・腱組織が脆弱になる。
など。
一番は注射も使わず治せる方法があるのであればそれに越したことはないですよね。
その可能性を感じる今回の講習会でした。
しっかりと体系だった理論背景のもと、鍼灸の経絡と似ている治療ポイント。
自身、今まで拝見してきた患者さんの症状や、試行錯誤してきたこと、それぞれ点と点だったものが今回、効果を出せる治療として「線」になりました。
実際、講習会以降数名のバネ指の患者様を拝見いたしましたが、完全にすぐ0とはいきませんが、確実に効果が出ております。
バネ指・腱鞘炎でお困りの方はもちろん、外側上顆炎(テニス肘)の方にも非常に有効な治療になりますので、これらの症状でお悩みの方。
是非一度ご相談いただければと思います。(この治療は鍼ではなく手技になります。そしてポイントによっては非常に痛みの強い治療になりますのでご了承下さい(*_*))
Higuchi