一昨日の日曜日、東京大学医学部附属病院を会場で表題の研修会があり参加してまいりました。
1年に渡って行われた大学病院での研修会の最終回(第10回)。月1の年間講座の1年が終わろうとしております。この一年本当に鍼治療について凄く学ばせて頂きました。
引き続き来年度受講します。来年度は医療機関における鍼灸の在り方をふんだんに学べるとの事で楽しみです。
今回のお題は「婦人科疾患」
今回自分的に学んだのは、患者さんの既往歴に案外多い子宮筋腫。一口に筋腫といっても漿膜下、筋層内、粘膜下など出来る種類や部位によって症状が異なる。前方に大きくなれば膀胱圧迫して頻尿になったり、後方に大きくなれば便秘になることも。
患者さんの今までの既往歴と症状からリンクさせると分かる事も知らないと結びつかない、ということをすごく感じました。
婦人科疾患と言えど、産科、婦人科、不妊外来と領域が多岐にわたっています。
治療に来られた患者さんを拝見していると、やはり冷え症状が多くの問題の根源になっているように感じます。
昔からよく言う、「冷えは万病の元」
当院ではお灸を用いアプローチしていましたが、もう少しはっきりとした温熱の効果が欲しいと感じることが多々あり、不妊症を取り扱う施設で多く導入されておりますこちらを導入しました!
サンビーマーSTタイプ
―― 以下、サンメディカルホームページより ――
サンビーマーは人体に有効に作用する遠赤外線を応用した温熱治療器です。
医療認可を受けた治療装置であり、放射体は日・米特許を取得しています。
理学療法領域だけでなく、医療機関のさまざまな領域で幅広く使用されています。
これまでに延べ3万台以上が生産され、海外の医療施設も含めて一日約10万人(当社調べ)の方々の治療に利用されている実績のある治療装置です。
サン・ビーマーは特殊セラミック放射体の研究・開発によって生まれた、限定された赤外線波長の応用による温熱治療器です。
1.弊社独自の遠赤外線放射体(特許取得)を使用しています。
2.低温火傷防止(空冷)ファン(特許番号2914920)を使用しています。
3.他の物理学療法や鍼療法との併用が可能です。
4.遠赤外線の共鳴熱エネルギーと換気ファンの共同作用が「まろやか温感」を生み出します。
―――――――――――――――――――――
とのことで、一番の利点は人工関節のような体内に金属を留置している人、鍼を置鍼している状態でも使用出来ます。
実際導入して1ヵ月。
患者さんの満足度の飛躍的な向上につながっております。
『鍼×温熱』
超音波エコーの次に、当院の強力な相棒になってくれております。
学びも、日々の治療も「患者さんのために」を第一に考えていきたいと思います。
Higuchi