先日放送されたためしてガッテン。
そこで紹介されていた「首こり」。早速本日患者様から、「あの首の付け根の鍼をやって!」といわれました。さらにその患者さんは番組内で紹介されておりました、ご自身で出来るセルフエクササイズも施行して、だいぶ調子いいとも仰ってました。
ガッテンに出ておられました粕谷先生から、以前より後頭下筋群への刺鍼をご指導き、患者さんに治療を行っているのですが、患者さんからのリアクションもよく数日は効果ありと言っていただいております。
ただ正直、首こりが生じるということは背中が丸くなり顎を前に突き出すような姿勢をとっていることが多く、これを「上位交差性症候群(過去ブログ参照)」と言います。このような姿勢の患者さんは後頭下筋群への負荷がかかりやすく首こりを生じやすくなります。
なので、後頭下筋群への鍼+姿勢不良で起こる筋緊張部位の治療をトータルで行う事が大切です。
また、「首こり」とピックアップされて放映されると、なんでもかんでも頸部痛の方がきたら後頭下筋群だけやっときゃいいという発想になりそうで…。
頸部痛の症状は後頭下筋群だけでなく、頸椎変性疾患の可能性や腫瘍の可能性もゼロではないので、その辺はしっかり理学検査を行い鑑別したうえで、患者さんにとって一番最善の結果になるようにしていかないといけないと感じました。
今回の特集と来週の特集で少しでも鍼治療が、患者さんにとって最終手段ではなく、第一選択のようなものになればいいなと思います!
そのためにも日々精進です!
Higuchi