以前から帯同しております、高校のダンス部、10月より新チームになり改めて「トレーニング」について話をしてまいりました。
今回、生徒の皆さんの前でお話する機会を顧問の先生からいただき、
ん~何の話をしようか。
トレーニング理論を話したところで、生徒にはあまり響かないし、それで日々のトレーニングのモチベーションが上がるとも思わないし。
と思っていた所、ふと、
「そもそもトレーニングってなんだろう?」
という疑問が自分の中で生まれました。
トレーニングっていうとまず始めに筋トレ、走り込み…といった種目を思い浮かべました。また人によっては、さらに一歩進んで、筋トレや走り込みをイメージしたうえで、「楽しい」「つらい」といったトレーニングをしている『瞬間(今)』を感じる人もいるなと。さらに、トレーニングによって「身体を鍛える」「調子を整える」といったトーレニングを行った『結果(過去)』をイメージする人もいるぞと。はたまた、「夢をかなえるため」「優勝するため」といった『未来』をイメージする場合もあるなと。
色々な返答パータンを考えていると、これらの『過去』『現在』『未来』というワードが出てきました。
これらを繋ぐには何が大事なのか?
それは「継続性」だなと。
今をしっかり行うこと。明日には今は過去になります。その積み重ねが未来につながります。この3つを繋げ続けるには常に継続することしかないんだという結論に至りました。
「トレーニング」=「継続性」
よし、採用!この話をしよう。
思えば、私が高校時代の時「トレーニングっていうのは続けているとあるとき急にポッと階段を上がるように結果がでる」ということを聞いた覚えがありますが、
それは、一日バァーっと詰め込んでしばらくやらず、1週間後にまたバァーと継続性が無くやったとしても階段は一回登ればそこから下ることはないので、その状態から向上するという考えだと思います。
自分たちの人生の時計の針は常に進み続けているんだから。
人生は生まれた瞬間から、終わりに向けてカウントダウンしているのだから。
実際にトレーニングしても、何日も何もしていない期間があれば機能的に低下します。
そうなると、むしろ日々下りのエスカレーターにのっているといった発想の方がいいのではないかと思います。(ちょっとネガティブすぎるけど…)
1日バァ―っとやっても1週間休めば、元の位置かもしくはそれ以下になっていると思わないと。まして本気で全国優勝を目指すのであればなおさら全力全身で下りのエスカレーターを上がり続けないと、届かないと思います。
そう考えると、一番恐いのが「怪我をすること」です。
怪我をすると練習できない。気持ちは焦る。どんどん下っていきます。
それが嫌なら継続性をもって日々を過ごさなくてはいけないよ、と。
日々の生活=下りのエスカレーターゆえに「継続性が大事」
よし、この話もつかえるな。採用!
で、この2つの話をしたところ皆さん真剣な顔して聞いてくれていました。
(実はこの日、試験期間中で内心トレーニングについて考えている場合じゃなかったかもしれませんが…)
とはいえ、本当に今を大事にし続けた先に「全国優勝」が待っているんだと思います。
今回の話が何かのきっかけになってくれればいいなと思います。
継続性に乏しい自分にとっても、自分を振り返るいい機会になりました(笑)
話の後は、フィジカルチェックとして毎日身体の柔軟性を生徒同士ペアになって測定し、報告してもらっているのですが、その柔軟性で問題がある部分に対してのエクササイズの指導をいたしました。
本当にいつもこのような機会を与えてくださる、ダンス部の顧問の先生、生徒さんたちに感謝です。
是非ともがんばりましょう!
皆さんは継続すること、得意ですか?
Higuchiむ