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肘内側側副靭帯の位置

 野球選手が肘内側の痛みを訴える際に1番疑わしきは、内側側副靱帯(MCL)の損傷。

 

肘内側部痛の患者さんの所見を取る際に、キチンとMCLの走行、範囲というものを理解せずいかに自分が曖昧な理解でいたのかを再認識致しました。

 

以前、浅指屈筋の肉離れとMCL損傷を併発した患者おり、勝手に浅指屈筋の深層にMCLがあると思い込んでおりました。

 

文献等では浅指屈筋というより、むしろ円回内筋の深層にピンっと張ったMCLを描出しているものが多くみられました。

 

実際に撮ってみたところ、肘軽度屈曲位だったせいかエコー上、浅指屈筋の深層の方はややたわんでいる様に見えたのですがこれはMCLでいいのだろうか…。

 

円回内筋の深層にはしっかりとピンっと張ったMCLが確認できました。

 

それぞれ円回内筋下(動画左)と浅指屈筋下(動画右;第2-5指のdip関節を伸展したままpip関節を屈曲伸展しております)の2パターンを撮りました。