寒い日が続きますね。
今朝埼玉では‐8°だったようで、東京でも‐3°で随分と寒い朝でした。
今日はお灸について少し。
最近では、お灸もドラッグストア等でも自身でできる台座灸が売っていたり、案外身近なものになっているように感じます。
ただ来院された患者さんに聞くと、灸は売ってて興味はあるけどどこにやっていいのか、どういうときにやるのかがよくわからないので結果、やったことがない。という方が結構いらっしゃいます。
昔は患者さん自身が灸を行う際に、事前に鍼灸師に灸点器(以下の写真)でツボにする印をしてもらい(印をつけてお金をいただいていたそうです。)灸をすえていたそうです。
今でも治療でお灸をする際に灸点器を使用して施灸される先生は多くいらっしゃいます。
ただ灸点をおろす(しるしをつける)だけでお金をもらっているような先生はいらっしゃらないと思います。
それくらい治療において「ツボ」というものの位置が重要になるということです。
ツボには特徴があり、
1.へこんでいる所
2.指で軽く押すと軽い痛みや気持ちよさを感じる所
3.皮膚がかさついている所
といわれています。
ただツボは360穴近くありますので、それぞれにランドマークといって住所みたいなものがあります。
たとえば、冷えや浮腫みに効果のある「三陰交(さんいんこう)」というツボ。
これはうちくるぶしの中心から指幅で4本分上がったところといわれております。
(指の大きさ・太さには個人差がありますので、基本的には自分の体でツボを探す際には自分の指が目安になります。)
うちくるぶしの中心から指幅で4本分上がったところ付近でなおかつへこんでいたり、おすと軽い痛みや気持ちよさのあるところが三陰交というツボになります。
なかなかご自身で、ツボの正解を探しあてるのは難しいです。
なんとなくここかな~というものがあってもなかなかわからないのが実際です。
ただ一度、きちんとしたツボの感覚・場所がわかってしまえば、きちんとした効果のあるお灸がご自身で可能だと思います。
一度体験してみるもよし!ツボの取り方の聞くでもよし!もっとマニアックに灸を突き詰めたいでもよし!
お灸にご興味のある方はぜひこの機会にご相談ください。
Higuchi
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