当院でのお灸講座の報告です。以前より、告知しておりましたお灸講座を行いました。手取り足取りしっかりと、ツボの取り方をお教えすることができました。
こちらは実際参加者の方に「三陰交」のツボをとってもらっているところです。
ツボの特性として、「押して痛いところ」「くぼんでいるところ」「皮膚表面がカサカサしているところ」と言われております。
その中でも特に、圧痛(押して痛いところ)、陥凹部(くぼんでいるところ)は多くのツボに共通しています。
また、ツボをとる際には「骨度法」と呼ばれる、自分の指を目安にして距離を測る方法があります。三陰交であればうちくるぶしの一番とがった頂点の部分より上に「3寸」です。
この「3寸」は患者さん自身のひとさし指から小指までの4本分になります。それを目安にスネの骨の内側を触っていくと、圧痛があり陥凹している場所があります。
実際に参加者の方、くぼみを発見して「お~っ!」と自分で発見して自分で感動されておりました。
今回、四肢の冷えと浮腫みということで、いろいろ選択できるツボはあったのですが、「三陰交・陰陵泉・太衝・魚際」のツボを取り、台座灸をやってもらいました。
(写真は魚際に台座灸を行っている所です)
実際に足の末端の冷え性があった患者様なのですが、「太衝、三陰交、陰陵泉」へご自身で台座灸を行ったあと、「足があったかくなってきました!続けます!」おっしゃっており、その即効性を感じておられました。
即効性と継続性は別物で、継続的にご自身でも行ってもらえるよう、台座灸をお渡しして今回の講座を終えました。
今回参加していただいた方にとって灸が身近なものになってもらえたと思うとうれしい限りです。
引き続き、お灸講座を継続していきたいと思います。
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